篠塚建次郎、パリ・ダカール・ラリー制覇 日本人初の総合優勝

【パリ 1月19日】

世界屈指の過酷な自動車競技として知られるパリ・ダカール・ラリーにおいて、日本人ドライバーの篠塚建次郎が四輪部門の総合優勝を果たした。日本人が同大会の自動車部門で総合優勝するのは史上初であり、日本モータースポーツ界にとって歴史的な快挙となった。

今大会はフランス・パリを出発し、サハラ砂漠を含む過酷なルートを縦断してアフリカ大陸を南下、ゴールのダカールを目指す長丁場で行われた。連日の砂丘走行や岩場、突発的なトラブルにより多くの有力選手が脱落する中、篠塚は安定した走行と的確な判断で順位を維持。終盤戦ではライバル勢を突き放し、堂々の総合首位でゴールラインを越えた。

篠塚はこれまで同大会で度重なる上位入賞を重ね、日本人初のステージ優勝など数々の記録を打ち立ててきたが、総合優勝にはあと一歩届かずにいた。今回の勝利は、長年にわたる挑戦の集大成であり、耐久力と精神力が問われるラリー競技において、日本人ドライバーが世界の頂点に立てることを証明する結果となった。

関係者からは「日本の自動車技術とドライバーの力量を世界に示した」と評価する声が相次いでおり、今後の若手育成や国際競技への参戦拡大にも弾みがつくとみられている。

— RekisyNews スポーツ面 【1997年】

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