【フィリピン・モンテンルパ 1月19日】
フィリピンのモンテンルパにあるニュー・ビリビッド刑務所において本日、BC級戦犯として収監されていた元日本軍兵士17名の死刑が突如として執行された。事前の十分な通告がないまま行われた刑の執行は、収容者や関係者に大きな衝撃を与えている。
死刑が執行された17名はいずれも、先の大戦後にフィリピン軍事法廷で有罪判決を受け、同刑務所に収監されていた。これまで減刑や恩赦の可能性が取り沙汰されていたこともあり、今回の執行は極めて唐突なものとして受け止められている。関係者によれば、当日の朝になって刑の執行が告げられ、短時間のうちに処刑が行われたという。
刑務所内では、同じく服役中の日本人戦犯たちが強い動揺を示し、沈痛な空気が広がったとされる。モンテンルパ刑務所には依然として多数の日本人戦犯が収監されており、今回の出来事は彼らの将来に対する不安を一層強める結果となった。
日本国内でも、本件をめぐり驚きと悲嘆の声が広がっている。戦後処理の在り方や、海外における日本人戦犯の扱いについて、政府および世論の関心が再び高まることは必至とみられる。
戦争の終結から年を経てもなお、戦争責任と裁きの重さが現在進行形で人命を左右している現実が、改めて突きつけられる一日となった。
— RekisyNews 国際面 【1952年】
