神田・明大通りが封鎖――東大紛争支援の学生蜂起広がる

神田カルチェ・ラタン闘争

【東京・神田 1月18日】

東京大学安田講堂の強制排除が進む中、これに連帯する動きが都心部にも波及した。本日、神田駿河台周辺に集まった大学生らが、東大紛争を支援する行動として明大通り一帯をバリケード封鎖し、警察部隊とにらみ合う事態となった。

行動には明治大学をはじめ、近隣大学の学生が多数参加したとみられ、路上には机や看板、建築資材などを積み上げた即席のバリケードが構築された。学生らはシュプレヒコールを上げ、安田講堂への機動隊投入を「大学自治への弾圧」として強く批判。神田・駿河台一帯は一時、交通が完全に遮断され、周辺は騒然とした雰囲気に包まれた。

警視庁は機動隊を投入し、封鎖の解除に向けた警戒を強化。現場では小競り合いも発生したが、安田講堂周辺ほどの激しい衝突には至らなかったとされる。しかし、大学キャンパス外での大規模バリケード封鎖は異例であり、学生運動が市街地へと拡散している現状を鮮明に示した。

この一連の動きは、後に「神田カルチェ・ラタン闘争」とも呼ばれ、学園紛争が特定大学の枠を超え、都市空間そのものを舞台に展開された象徴的局面として注目されている。

— RekisyNews 社会面 【1969年】

アイキャッチ画像 Mountainlife – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=18637287による

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