【ワルシャワ 1月18日】
ドイツ占領下のポーランド・ワルシャワに設けられたユダヤ人居住区、いわゆるワルシャワ・ゲットーにおいて、本日、ユダヤ人住民による武装反乱が発生した。これは、ナチス・ドイツ軍による強制移送と迫害に対し、初めて組織的な武力をもって抵抗した事例として注目されている。
ゲットーでは1942年夏以降、多数の住民がトレブリンカ強制収容所へ移送され、その過程で大量殺害が行われてきた。生存者の間では、移送が「労働」ではなく「死」を意味することが次第に明らかとなり、地下で抵抗組織が形成されていた。今回の蜂起は、ドイツ軍が新たな移送作戦を開始しようとしたことを契機に勃発した。
武装したユダヤ人戦闘員は、拳銃や手製爆弾など限られた装備でドイツ軍部隊と交戦し、進入を一時的に阻止したと伝えられている。軍事的規模は小さいものの、絶望的な状況下でも尊厳を守ろうとする抵抗の意思が示された点で、その意味は極めて大きい。
ドイツ当局は今後、大規模な掃討作戦に出る可能性が高く、事態の推移が注視される。
— RekisyNews 国際面 【1943年】
