【東京 1月17日】
本日正午、日本放送協会(NHK)のテレビニュース番組が放送開始直後に不正な電波介入を受ける前代未聞の事態が発生した。東京都の練馬区・世田谷区・渋谷区を中心とする一帯で、通常のニュース映像と音声が突如中断され、過激派を名乗る集団の主張を伝える映像と音声が数分間にわたり流されたという。
視聴者からは「正午のニュースが始まった直後に画面が乱れ、聞き慣れない声明が流れた」「放送事故かと思ったが、明らかに意図的だった」との通報が相次ぎ、NHKおよび関係機関はただちに事態の把握と原因究明に乗り出した。NHK側は、送信設備そのものに異常は確認されておらず、外部から強力な電波を用いて放送波に割り込んだ可能性が高いとしている。
警察当局は、本件を日本国内で初めて確認された「電波ジャック事件」と位置づけ、電波法違反および業務妨害の疑いで捜査を開始した。過激派組織による犯行の可能性も視野に入れ、声明内容の分析とともに、使用された送信機器や発信地点の特定を急いでいる。
この事件は、テレビという公共性の高いメディアが、技術的手段によって不正に占拠され得ることを白日の下にさらした。専門家の間では、今後、放送インフラの警備強化や法制度の見直しが不可避になるとの指摘も出ており、放送の信頼性と安全性を揺るがす重大な問題として波紋を広げている。
— RekisyNews 社会面 【1978年】
