未明の直下型地震、京阪神を襲う――未曾有の被害広がる

生田新道 東急ハンズ三宮店東側

【神戸 1月17日】

本日午前5時46分ごろ、兵庫県南部を震源とするマグニチュード7.3の強い地震が発生した。気象当局によれば、震源は淡路島北部付近、震源の深さは浅く、京阪神一帯で激しい揺れが観測された。今回の地震は、後に「兵庫県南部地震」と呼ばれることになる見通しである。

発生時刻が早朝であったことから、多くの住民が就寝中に被災した。神戸市を中心に、住宅やビルの倒壊、道路や鉄道の寸断が相次ぎ、都市直下での地震がもたらす深刻な被害が各地で確認されている。阪神高速道路では高架構造物が倒壊し、主要幹線交通が麻痺状態に陥った。

火災も各所で発生し、特に密集した住宅地では延焼が広がった。停電や断水が長時間に及ぶ地域も多く、避難所には寒さの中、多数の被災者が身を寄せている。自治体や消防、自衛隊による救助活動が懸命に続けられているが、倒壊家屋の下敷きとなった人々の安否確認は難航している。

この地震は、戦後日本においても例を見ない規模の都市災害となりつつあり、大都市の防災体制そのものが問われる事態となった。被害の全容把握にはなお時間を要する見込みで、国および自治体は緊急対策本部を設置し、対応に追われている。

— RekisyNews 災害面 【1995年】

アイキャッチ画像 I, 松岡明芳, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4748673による

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