【フロリダ州ケネディ宇宙センター 1月16日】
米航空宇宙局(NASA)は本日、スペースシャトル「コロンビア」を用いた宇宙飛行計画 STS-107 を実施し、同機を地球周回軌道へと打ち上げた。搭乗した宇宙飛行士7名は、国際協力のもと、生命科学や材料科学など多分野にわたる微小重力実験を行う予定である。
今回の飛行は、国際宇宙ステーションへの補給や建設支援を目的としない、独立型の科学実験ミッションとして位置づけられている。船内には実験装置が多数搭載され、地上では再現困難な無重力環境を活用した研究成果が期待されている。NASA関係者は、基礎科学の進展のみならず、将来の有人宇宙活動に資する知見が得られるとの見通しを示した。
一方で、シャトル計画は老朽化への対応や安全確保が課題とされており、打ち上げに際しても厳重な点検が行われた。飛行は約2週間を予定し、順調に進めば2月初旬に地球へ帰還する計画である。
なお、本機はその後の帰還過程において重大な事故に見舞われることとなるが、現時点では任務の成功に向け、宇宙空間での作業が開始された段階である。NASAは「科学的成果を最大化し、無事の帰還を期す」とコメントしている。
— RekisyNews 科学面 【2003年】
