伊マフィア最大の首領リイナ逮捕 24年に及ぶ逃亡に終止符

サルヴァトーレ・リイナ

【ローマ 1月15日】

イタリア治安当局は本日、長年にわたり国を恐怖に陥れてきたシチリア・マフィア「コーザ・ノストラ」の最高幹部、サルヴァトーレ・リイナを逮捕したと発表した。リイナ容疑者は1970年代以降、殺人や爆破事件を含む数々の凶悪犯罪を指揮したとされ、24年に及ぶ逃亡生活を続けていた。

当局によれば、リイナ容疑者はシチリア島パレルモ市内で潜伏していたところを、長期にわたる内偵と監視の末に身柄を拘束された。抵抗はほとんどなく、逮捕作戦は比較的平穏に遂行されたという。彼は司法関係者や警察幹部を標的とした暗殺、さらには一般市民を巻き込む爆弾テロを指示した中心人物と見なされており、イタリア現代史における最重要指名手配犯の一人であった。

1980年代から90年代初頭にかけて、コーザ・ノストラは国家に正面から挑戦する暴力路線を取り、社会不安を極度に高めた。今回の逮捕は、マフィア壊滅を掲げる政府と司法当局にとって象徴的な成果であり、長年沈黙を強いられてきた市民社会に大きな衝撃と安堵をもたらしている。

当局は今後、リイナ容疑者の詳細な犯罪関与や組織構造の解明を進め、マフィア撲滅に向けた捜査を一層強化する方針だ。

— RekisyNews 社会面 【1993年】

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