【東京 1月15日】
政府は本日、学制に基づく日本初の小学校として、東京師範学校附属小学校を設立した。同校は、前年に公布された学制の理念を具体化する教育機関として位置づけられ、全国に広がる近代的学校制度の模範となることが期待されている。
新設された小学校は、師範学校に附属する形を取り、教員養成と初等教育を一体的に行う実験的な学校としての役割を担う。教授内容や教授法は西洋の教育制度を参考に構成され、読み書き算術に加え、修身や体操なども取り入れられる見込みである。これにより、従来の寺子屋中心の教育から脱却し、国家が主導する統一的な教育制度への転換が本格化する。
学制は「すべての人民、必ず学ばざるべからず」との理念を掲げており、今回の附属小学校設立は、身分や階層を超えた教育の普及を象徴する出来事といえる。政府関係者の間では、ここで確立される教育内容や運営方法が、今後全国各地に設置される小学校の標準となるとの見方が強い。
東京師範学校附属小学校は、後に 筑波大学附属小学校 へと連なる伝統校となるが、その出発点は、近代日本の教育制度が実際に動き出したこの日にある。国の将来を担う人材育成の礎として、同校の歩みが注目される。
— RekisyNews 教育面 【1873年】
