【イスパニョーラ島 1月15日】
大西洋を横断し未知の地に到達した航海が、いま帰路についた。ジェノヴァ出身の航海者 クリストファー・コロンブス 率いる艦隊は本日、イスパニョーラ島を離れ、スペイン本国へ向けて出航した。
この航海は、昨年西へと帆を上げた遠征の最終局面にあたる。カリブ海の島々に到達した一行は、現地の人々や自然環境を観察し、ヨーロッパとは異なる世界の存在を確信するに至った。イスパニョーラ島では拠点の整備が試みられたものの、物資や人員の制約から長期滞在は困難と判断され、発見の成果を速やかに王侯へ報告することが最優先とされた。
艦隊には、航海で得られた記録や地理的知見、さらには新天地の存在を示す証拠が積み込まれている。これらは、カスティーリャ王国にとって海上進出と交易の将来を左右する重要な情報となる見込みだ。一方で、未知の海路を再び横断する帰途には危険も多く、無事の帰還が強く願われている。
今回の出航は、単なる帰国ではない。大西洋の彼方に新たな世界が存在するという認識をヨーロッパにもたらす転機となり、今後の探検と世界観に大きな影響を与える出来事として記憶されるだろう。
— RekisyNews 探検面 【1493年】
