【サンフランシスコ 1月14日】
米国カリフォルニア州サンフランシスコのゴールデンゲート公園で、本日、「ヒューマン・ビーイン(Human Be-In)」と呼ばれる大規模な集会が開催された。反戦運動家、詩人、音楽家、学生らが一堂に会し、既存の価値観や社会体制への異議を平和的に表現する場となった。
この集会は、ベトナム戦争への反対や個人の精神的解放、共同体意識の回復を訴える動きの延長線上に位置づけられている。壇上では思想家や詩人が演説や朗読を行い、音楽演奏や即興的なパフォーマンスも披露された。参加者は花や装飾を身につけ、自由や愛、非暴力といった理念を共有する姿が目立った。
主催者側は、政治的対立を激化させるのではなく、意識の変革と対話によって社会を変えることを目的としていると説明している。集会には数万人規模の人々が集まったとみられ、若者文化を中心とした新たな潮流の広がりを象徴する出来事となった。
今回のヒューマン・ビーインは、サンフランシスコを拠点とするカウンターカルチャーの動きを全米に印象づけ、「愛と平和」を掲げる若者文化が社会的存在感を持ち始めた転機として記憶される可能性が高い。
— RekisyNews 文化面 【1967年】
