【アクラ 1月13日】
西アフリカのガーナで本日未明、軍部による無血クーデターが発生し、政権が突如として交代した。国軍を率いる将軍の一人、イグナティウス・アチャンポンが主導する部隊が首都アクラの要所を制圧し、文民政府を打倒した。
これにより、首相であったコフィ・ブシアは国外へ追放され、軍事政権の成立が宣言された。放送局や官庁は早朝のうちに軍の管理下に置かれ、市内では大きな衝突や流血は報告されていない。
アチャンポン将軍は国営放送を通じて声明を発表し、クーデターの理由として深刻な経済危機と政治の停滞を挙げ、「国家再建のために軍が責任を引き受ける」と強調した。新政権は憲法の停止と議会の解散を発表し、軍事評議会による統治へ移行する方針を示している。
ガーナは独立後、比較的安定した文民政治を維持してきたが、近年は財政悪化や通貨不安が続いていた。今回の政変は、西アフリカ地域全体の政治情勢にも影響を及ぼす可能性があり、周辺諸国や国際社会は事態の推移を注視している。
— RekisyNews 国際面 【1972年】
