【北海道・夕張 1月13日】
本日未明、北海道夕張町にある夕張炭鉱の坑内で大規模な火災が発生した。火元となった坑道では激しい炎と煙が広がり、作業中であった多数の鉱員が逃げ遅れたとみられる。坑内は急速に高温となり、救助活動は著しく困難を極めた。
炭鉱側は、延焼によるさらなる被害拡大を防ぐため、行方不明者の生死が確認できない段階で坑道を密閉する措置に踏み切った。この決断により火災は鎮圧されたものの、坑内に取り残された鉱員の救出は叶わず、最終的に53人の死亡が確認された。
現地では、坑口付近に集まった家族や関係者が、閉ざされた坑道を前に不安と悲嘆の表情を浮かべている。行方不明者の安否を待つ時間もなく密閉が行われたことについては、やむを得ない措置であったとする声がある一方、判断の是非を問う意見も出始めている。
夕張炭鉱は本道有数の産炭地として多くの労働者を抱えており、今回の事故は地域社会に計り知れない衝撃を与えた。関係当局は、出火原因の究明と安全対策の検証を進める方針で、炭鉱労働の危険性と管理体制の在り方が改めて問われる事態となっている。
— RekisyNews 社会面 【1913年】
