【ダッカ 1月11日】
旧東パキスタン地域は本日、国名を「バングラデシュ」と正式に改称した。これにより、1971年の独立戦争を経て誕生した新国家は、国際社会に対し、自らの歴史的・民族的アイデンティティを明確に示すこととなった。
同地域は、1947年の英領インド分離独立に伴い、地理的に離れた西パキスタンとともにパキスタンを構成していたが、政治的・経済的格差や言語・文化の違いが長年にわたり不満として蓄積していた。1971年には大規模な武装衝突と住民の犠牲を伴う独立戦争が勃発し、同年末に事実上の独立を達成した。
今回の国名改称は、ベンガル語とベンガル民族を基盤とする国家であることを内外に示す象徴的な措置とされる。新国名の下で、バングラデシュ政府は、戦後復興と国家体制の整備、国際社会への本格的な復帰を進める方針である。
一方、旧宗主国であるパキスタンとの関係正常化や、周辺諸国との外交関係の構築は、依然として重要な課題として残されている。国名改称を機に、同国が安定した主権国家として歩み出せるかが注目されている。
— RekisyNews 国際面 【1972年】
