【大阪 1月10日】
一連の企業脅迫事件として社会を揺るがしているグリコ・森永事件を巡り、大阪府警は本日、捜査の手がかりとなる人物として、通称「キツネ目の男」の似顔絵を公開した。犯行グループとの接触現場などで目撃された不審人物をもとに作成されたもので、捜査当局は広く市民からの情報提供を求めている。
府警によれば、この人物は複数の現場で確認されており、犯行グループの中核、あるいは連絡役である可能性があるという。公開された似顔絵は、細く鋭い目つきが特徴的で、事件解明に向けた重要な突破口になると期待されている。
同事件は昨年、製菓大手企業に対する誘拐・脅迫を皮切りに、毒物混入を示唆する声明文が繰り返し送り付けられるなど、前例のない手口で国民に不安を与えてきた。警察はこれまで延べ数万人規模の捜査員を投入し、関連企業や周辺地域の警戒を続けているが、犯人像はいまだ特定されていない。
今回の似顔絵公開は、捜査の行き詰まりを打開するための異例の措置とも受け止められており、府警幹部は「どんな些細な情報でも事件解決につながる可能性がある」として、国民の協力を強く呼びかけている。長期化する事件は、社会に大きな影を落とし続けている。
— RekisyNews 社会面 【1985年】
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