光厳上皇、三種の神器を南朝へ引き渡す

【京都 1月10日】

南北朝の内乱が続くなか、北朝側の象徴的存在であった光厳上皇が、本日、皇位の正統性を示す三種の神器を南朝へ引き渡した。この動きは、朝廷内外に大きな衝撃を与えている。

三種の神器は、古来より天皇の即位と統治の正当性を示す至宝とされ、これを保持することは皇統の正統を意味してきた。今回、光厳上皇が神器を南朝側に渡したことで、神器の所在は南朝に一本化される形となり、南朝が「正統な皇統」であるとの主張を大きく補強する結果となった。

この背景には、南朝勢力による圧力と、長引く内乱による朝廷秩序の動揺があるとみられる。北朝は足利幕府の軍事的支援を受けて存続してきたが、皇位継承の正統性を巡る議論は絶えず、神器の帰属はその根幹に関わる問題であった。

都では、今回の引き渡しをもって南北朝の対立が収束に向かうのではないかとの期待が広がる一方、幕府と北朝側の対応次第では、争いが新たな局面に入る可能性も指摘されている。神器の行方が政治・軍事の均衡を左右する以上、事態はなお予断を許さない。

— RekisyNews 政治面 【1352年】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次