【東京 1月6日】
ケネス・クレイボーン・ロイヤル米陸軍長官は本日、演説の中で、日本を「極東における共産主義の防壁」と位置づける考えを明らかにした。戦後秩序の再構築が進む中、東アジア情勢を見据えた米国の戦略的認識が示された形だ。
長官は、日本が地理的・経済的に重要な位置にあることを指摘し、安定した政治と復興した経済が地域の均衡に寄与すると強調した。占領下で進められてきた制度改革や復興政策を踏まえ、民主的な体制を基盤とする日本の再建が、共産主義の拡大を抑止する要となるとの認識を示した。
演説は、冷戦の緊張が高まりつつある国際環境を背景に行われた。関係者の間では、今回の発言が今後の対日政策や安全保障の方向性を示唆するものとして受け止められている。一方、日本国内では、主権回復を控える中での役割論に対し、自立と国際協調の在り方を慎重に考えるべきだとの声も聞かれる。
年初に示された長官の見解は、極東戦略における日本の位置づけを明確にした。戦後日本が地域秩序の中で担う役割をめぐり、今後の政策と議論の行方が注目される。
— RekisyNews 国際・政治面 【1948年】
