【ワシントン 1月6日】
フランクリン・D・ルーズベルト米大統領は本日、連邦議会に対する年頭教書演説を行い、世界が共有すべき理念として「四つの自由」を掲げた。言論・表現の自由、信教の自由、欠乏からの自由、恐怖からの自由の四原則を示し、国内外に向けて米国の立場と使命を明確にした。
演説で大統領は、国境を越えて守られるべき価値として四つの自由を位置づけ、これらが脅かされている現状に強い懸念を示した。欧州やアジアで続く紛争を念頭に、自由の擁護は一国の問題にとどまらないと訴え、民主主義陣営の結束の必要性を強調した。
国内においては、防衛体制の強化と生産力の拡充を進める方針を示しつつ、社会の安定と国民生活の保障にも言及した。特に、欠乏と恐怖からの解放を国家目標として掲げた点は、経済・社会政策の指針として注目されている。識者は、戦時を見据えた道義的宣言として、演説の意義を評価している。
年初に示されたこの理念は、米国の対外姿勢を方向づける基盤となる見通しだ。普遍的価値としての自由をどう守り抜くのか——演説は、今後の政策判断と国際関係に長く影響を与えるものと受け止められている。
— RekisyNews 国際・政治面 【1941年】
