名城の象徴に盗難被害 金鯱のうろこ多数欠落を確認

【名古屋 1月6日】

名古屋市の名古屋城で本日、天守に据えられた金鯱の尾部から、うろこ計110枚のうち58枚が剥ぎ取られているのが確認された。城の象徴ともいえる装飾に対する被害で、関係者に衝撃が広がっている。

管理担当者が定期点検の過程で異変に気づき、詳細を調べたところ、尾の表面に不自然な欠落が認められたという。金鯱は金箔を施した意匠で知られ、文化的価値と象徴性の高さから、城の保全上も厳重な管理が求められてきた。被害の範囲や手口については、現場検証が進められている。

当局は器具の使用有無や侵入経路の特定を急ぎ、周辺の聞き込みや物証の収集を開始した。識者の間では、貴金属目的の窃取か、あるいは計画性を伴う犯行の可能性も指摘されている。城の公開運営への影響や、今後の警備体制の見直しも議論され始めた。

年初に明らかになったこの被害は、文化財保護のあり方を改めて問いかける。象徴を守る責任と再発防止策がどのように講じられるのか、捜査と併せて注視される。

— RekisyNews 社会・文化面 【1937年】

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