改革派指導者が就任 チェコスロバキアに新風

プラハの春

【プラハ 1月5日】

チェコスロバキアで本日、共産党の新たな第一書記にアレクサンデル・ドゥプチェクが就任した。党指導部の交代は、政治・社会の刷新を求める機運を背景に行われ、国内では早くも変化への期待が広がっている。

新指導者は、経済運営の柔軟化や言論の扱いをめぐる改善など、従来の硬直的な体制を見直す必要性を訴えてきた人物として知られる。関係者によれば、社会主義の枠内で人間性を尊重する改革を掲げ、党と社会の関係を再構築する方針だという。市内では就任の報を受け、静かながらも前向きな反応が見られた。

一方、改革の行方については慎重論も根強い。国内の保守的な勢力や、同盟関係にある周辺諸国が動向を注視しており、急進的な変化には警戒感が示されている。識者の間では、改革と統制の均衡が今後の最大の課題になるとの見方が出ている。

年初に始まったこの指導部交代は、のちに「プラハの春」と呼ばれる改革期の幕開けとして位置づけられつつある。新体制がどこまで改革を進められるのか、国内外の関心がプラハに集まっている。

— RekisyNews 国際・政治面 【1968年】

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