【東京 1月4日】
本日、日本とアメリカ合衆国の間で、戦後初となる国際電話が開通した。短波無線通信を用いて太平洋を越える音声連絡が可能となり、両国間の連絡体制は新たな段階に入った。
今回の国際電話は、短波無線回線を利用した方式で、事前予約制のもとで接続される。通信当局によれば、天候や電波状態に左右されやすい制約はあるものの、即時に声を伝えられる手段が復活した意義は大きいという。外交当局や報道機関、企業関係者を中心に利用が見込まれている。
試験通話では、多少の雑音を伴いながらも相互の会話が成立し、関係者からは「戦前の水準に一歩近づいた」との評価が聞かれた。一方で、通話時間の制限や高額な料金など、一般利用にはなお高い壁があるのも実情だ。
戦後の混乱から通信網の再建が進む中で実現した今回の開通は、日米間の実務的交流再開を象徴する出来事と受け止められている。電波に託された一声一声が、両国関係の回復を静かに後押ししている。
— RekisyNews 社会・通信面 【1948年】
