【東京 1月4日】
明治政府は本日、平安時代以来行われてきた梟首刑(晒し首)を廃止することを決定した。近代国家としての法制度整備を進める中で、公開性の強い旧来の刑罰を改め、人道と秩序を重んじる司法への転換を明確にする措置とされる。
梟首刑は、刑の執行後に首級を掲げて見せることで威嚇と見せしめの効果を狙ったもので、長く社会規範の維持に用いられてきた。一方で、文明化を掲げる新政府の下では、その残酷性や社会的影響が問題視されていた。関係者は、近代的な刑事司法にふさわしくない慣行の整理が不可欠だったと説明している。
今回の廃止は、刑法体系の見直しや監獄制度の改善と歩調を合わせた動きであり、処罰の在り方を「威嚇」から「法と手続き」へ移す象徴的な決定と受け止められている。識者の間では、刑罰の非公開化と人道化が社会の安定に資するとの見方が広がる一方、抑止力の低下を懸念する声もある。
年初に示されたこの方針は、旧慣からの脱却を進める明治改革の一環として位置づけられる。司法の近代化が社会に根付くか、今後の運用と制度整備が注目される。
— RekisyNews 社会面 【1879年】
