月を目指したロケット、宇宙へ ルナ1号が新たな到達点

ルナ1号

【モスクワ 1月2日】

ソビエト連邦は本日、世界初の月面到達を目指す無人ロケットルナ1号を打ち上げた。探査機は月へ向かう軌道に投入されたが、計算との差異により月面到達には至らず、結果として太陽を周回する軌道に入った初の人工天体となった。

ルナ1号は、地球重力圏を脱し深宇宙へ到達することを目的に設計された探査機で、通信装置や観測機器を搭載している。発表によれば、月近傍を通過した後、地球に戻らず独立した軌道を維持しているという。この成果により、人類が作り出した物体が太陽周回軌道に乗るという新たな段階に到達した。

今回の飛行では、宇宙線や磁場に関するデータが送信され、深宇宙探査に向けた貴重な知見が得られたとされる。関係者は、軌道誤差が生じた点を課題としつつも、月到達に迫る技術力を示したことの意義を強調している。今後の改良により、より精密な航行が可能になるとの見通しも示された。

年初に打ち上げられたこの探査機は、宇宙開発競争の新局面を象徴する存在となった。月探査と惑星間飛行への道が現実のものとなりつつある中、各国の動向と次の挑戦に世界の注目が集まっている。

— RekisyNews 科学面 【1959年】

アイキャッチ画像 RIA Novosti archive, image #510848 / Alexander Mokletsov / CC-BY-SA 3.0, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=18147863による

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