【近江・大坂 1月2日】
本日、三河以来の宿老として知られる石川数正が、主君徳川家康の陣営を離れ、豊臣秀吉のもとへ赴いたことが明らかになった。重臣の突然の離反は、徳川家中に大きな衝撃を与えている。
石川は外交・軍事の両面で才覚を示し、家康の政務と軍略を支えてきた人物である。関係筋によれば、近年の政略をめぐる見解の相違や、諸勢力間の緊張が背景にあったとされるが、真意はなお明らかではない。家中では動揺が広がり、諸将は口を慎む姿勢を見せている。
一方、秀吉方では、実務に通じた人材の来着を歓迎する向きが強く、今後の政務・軍事運営への影響が取り沙汰されている。石川が徳川家の内情に精通している点から、勢力図に微妙な変化をもたらす可能性があるとの見方もある。
年初に起きたこの動きは、諸大名の去就がなお定まらぬ時代相を映し出す。重臣の出奔が同盟関係と戦略に及ぼす波紋は小さくなく、今後の情勢判断が注目される。
— RekisyNews 政治・軍事面 【1586年】
