【東京 12月19日】
本日、TBS系で長年親しまれてきたクイズ番組「クイズダービー」が第862回の放送をもって終了し、17年にわたる歴史に幕を下ろした。1970年代の放送開始以来、独自の形式と出演者の軽妙なやり取りで幅広い世代に支持され、土曜夜の定番として定着してきた。
同番組は、解答者の予想に賭けるという仕組みを採り入れ、単なる正誤を競うクイズとは一線を画した。司会者の進行と、個性豊かな解答者陣の掛け合いが番組の大きな魅力となり、家庭で楽しめる娯楽性の高いクイズ番組として評価を得てきた。最終回では、これまでの歩みを振り返る場面も盛り込まれ、視聴者に別れを告げた。
関係者によれば、放送時間帯の見直しや番組改編の流れの中で、今回の終了が決まったという。出演者や制作陣の間からは、長年の支援に対する感謝の言葉が相次ぎ、番組が築いてきた独自の文化を惜しむ声も聞かれた。
視聴者からは、家族で楽しんだ思い出や名場面を懐かしむ反応が寄せられている。クイズダービーの終了は、一つのテレビ時代の区切りを象徴する出来事として、多くの人々の記憶に残ることになりそうだ。
— RekisyNews 文化・放送面 【1992年】
