【東京 12月8日】
本日、17歳の新人アーティスト 倉木麻衣 が、シングル 「Love, Day After Tomorrow」 をリリースし、日本音楽界にデビューを果たした。控えめながらも深みのある歌声と洗練されたサウンドが早くも話題を呼んでおり、音楽業界関係者の間では「大型新人の登場」と期待が高まっている。
発売日の朝、都内のCDショップではポスターや特設棚が設置され、店頭では曲が繰り返し流された。買い物客の多くが足を止め、「誰が歌っているのか気になった」「新人とは思えない完成度」といった声が上がり、発売直後から注目度の高さをうかがわせた。
楽曲はR&Bやポップス要素を取り入れた軽やかなミドルテンポで、英語詞を交えた都会的なアレンジが特徴。まだ高校生ながら、柔らかくも芯の通ったボーカルは“新人とは思えない”と評され、ラジオ局ではすでに早い段階でオンエアが広がっている。
所属レーベル関係者は、「デビュー前から海外録音を経験し、作品作りに強いこだわりを持っている。今後の成長に大きな期待を寄せている」と話す。ファンの間でもインターネット掲示板を中心に話題となり、「次の作品が早く聴きたい」「ブレイクの予感」との書き込みが相次いでいる。
一方で露出を抑えたプロモーション戦略も注目を集めている。テレビ出演を行わず、楽曲そのものの評価で勝負する姿勢を貫く形で、音楽番組の制作関係者は「久々に“音だけで勝負する新人”が出てきた」と語った。
倉木麻衣のデビューは、1999年の日本音楽シーンの年末を飾る明るい話題となりそうだ。
同シングルは今後のチャート動向次第で、一気にブレイクする可能性も指摘されている。
— RekisyNews 文化面 【1999年】
