ルパン三世、最後の逃避行 「さらば愛しきルパンよ」放送

【東京 10月6日】

昭和の人気アニメとしてお茶の間を駆け抜けたテレビアニメ『ルパン三世(第2シリーズ)』が、本日放送された第155話「さらば愛しきルパンよ」をもって最終回を迎えた。1977年から約3年間にわたり放送され、国民的人気を誇った作品が静かに幕を下ろした。

最終話では、ルパンが記憶喪失となる異色のストーリーが展開され、過去の因縁と正体不明の美女・フローラとの交流、そして敵との対決を経て、再び「ルパン三世」として甦るドラマチックな結末が描かれた。

監督は宮崎駿氏が「照樹務」名義で担当。シリーズ後期に関わった同氏による演出は、キャラクターの繊細な心理描写と映像美が光り、多くのファンから高い評価を受けている。

ルパン一味を演じた声優陣には、山田康雄(ルパン)、小林清志(次元)、井上真樹夫(五ェ門)、増山江威子(不二子)、納谷悟朗(銭形警部)らが名を連ね、放送終了を惜しむ声が相次いでいる。

『ルパン三世』は今後、劇場版や再放送などでその魅力を発信し続ける見込みだ。昭和を駆け抜けた「永遠の盗賊」は、これからも人々の心に生き続ける。

— RekisyNews 芸能面 【1980年】

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