主婦の友、装い新たに ── 日本初「女性週刊誌」『週刊女性』創刊

【東京 3月6日】

本日、河出書房より、日本で初めての女性向け週刊誌『週刊女性』が創刊された。これまでの月刊婦人雑誌の常識を打ち破り、ニュースの速報性と娯楽性を兼ね備えた「女性のための新聞」として、全国の書店や駅の売店に鮮やかな色彩の表紙が並んだ。

創刊号の特集では、皇室の話題から芸能界の秘話、さらには最新のパリ・モードや家庭料理の献立まで、多岐にわたるトピックが盛り込まれている。特に「週刊」というサイクルの速さを活かし、世の中の流行や事件を女性の視点で鋭く切り取る構成は、高度経済成長へと向かう社会の中で、新しいライフスタイルを模索する女性たちから大きな関心を集めている。

編集部によれば、ターゲットは家事や育児に追われる主婦層だけでなく、働く女性「B.G.(ビジネス・ガール)」たちも含まれるという。彼女たちが通勤電車の中や家事の合間に、手軽に読めるサイズと親しみやすい文章で綴られた紙面は、これまでの教養重視の婦人雑誌とは一線を画している。

河出書房の担当者は「女性の知的好奇心は、もはや月に一度の雑誌では満たせなくなっている。時代の変化をリアルタイムで届けることが我々の使命だ」と語る。創刊号の売り上げは好調で、早くも増刷を検討するほどの反響を呼んでいるという。

戦後から12年、生活にゆとりが生まれつつある日本の家庭に、毎週届けられる「知のビタミン」。この『週刊女性』の誕生は、女性の社会進出や消費文化の拡大を象徴する出来事として、出版界に新たな潮流を巻き起こそうとしている。

— RekisyNews 文化面 【1957年】

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