熱狂の初演 ーー ヴェルディ新作『十字軍のロンバルディア人』、ミラノの舞台へ

【ミラノ 2月11日】

本日、ミラノのスカラ座において、イタリアの作曲家 ジュゼッペ・ヴェルディ による新作オペラ『十字軍のロンバルディア人』が初演され、客席は大きな興奮と熱気に包まれた。

本作は中世の十字軍遠征を背景に、祖国・信仰・家族の間で引き裂かれる人々の葛藤を描いた壮大な歴史オペラである。荘厳な合唱と劇的な旋律が随所に配され、ヴェルディ特有の力強い音楽表現が観客の心を強く捉えた。

とりわけ、群衆による合唱場面は聴衆の印象に深く残り、舞台と客席が一体となるような高揚感を生み出した。愛と和解を主題に据えた終幕も、悲劇性の中に救済を感じさせる構成となっており、上演後には作曲者を称える拍手と歓声が鳴り止まなかった。

近年、立て続けに話題作を発表してきたヴェルディにとって、本作はその名声をさらに押し広げる一作とみられる。ミラノでの成功を受け、今後イタリア各地、さらには国外での上演にも注目が集まりそうだ。

— RekisyNews 文化面 【1843年】

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