喝采に包まれた新作喜劇 ーー ドニゼッティ『連隊の娘』、パリ初演

【パリ 2月11日】

本日、パリのオペラ=コミック座において、イタリアの作曲家 ガエターノ・ドニゼッティ による新作オペラ・コミック『連隊の娘』が初演され、観客から大きな喝采を浴びた。

本作は、フランス革命戦争下を舞台に、軍隊に育てられた娘マリーと若者トニオの恋模様を描く喜劇である。軽快な音楽と親しみやすい旋律、笑いと感動を織り交ぜた筋立てが特徴で、初演の夜から客席は終始なごやかな雰囲気に包まれた。

特に注目を集めたのは、男声独唱における高度な技巧を要するアリアで、歌手の力量を示す場面として強い印象を残した。オペラ=コミック特有の台詞と歌を交えた構成も、パリの聴衆に受け入れられ、上演後には作曲者を称える拍手が長く続いた。

ドニゼッティはすでに数多くの舞台作品で名声を確立しているが、フランス語による本作の成功は、同地における評価を一層高めるものとみられる。今後、各地の劇場での再演や他国での上演も期待されており、オペラ界における重要な新作として位置づけられそうだ。

— RekisyNews 文化面 【1840年】

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