映画『國民の創生』、ロサンゼルスで初公開

【ロサンゼルス 2月8日】

本日、当地ロサンゼルスにおいて、長編活動写真『國民の創生』が一般公開され、観衆の大きな注目を集めている。本作は、従来の短編中心であった活動写真の枠を超え、壮大な構成と物語性を備えた作品として制作され、上映時間・演出・物量のいずれにおいても前例を見ない規模と評価されている。

劇場では早朝から多くの観客が列をなし、上映が始まると場内は静まり返り、連続する場面転換や大人数を動員した合戦描写に、驚きと感嘆の声が漏れ聞こえた。観覧を終えた来場者の一人は、「これまでの活動写真とは別物だ。まるで舞台劇と絵画が融合したようだ」と語っている。

一方で、本作が描く物語や歴史解釈については、すでに賛否の声も上がり始めている。活動写真が単なる娯楽を超え、社会や歴史の認識に影響を及ぼし得る存在となったことを示す点で、今回の公開は大きな意味を持つといえよう。

製作者側は、本作を「芸術としての活動写真」の可能性を示す試みと位置づけており、今後、他都市での上映や海外への展開も検討されているという。ロサンゼルスでの初公開は、活動写真が新たな表現段階へ踏み出した象徴的な一日として記憶されることになりそうだ。

— RekisyNews 文化面 【1915年】

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