【東京 2月1日】
日本放送協会のラジオ放送において、本日より平川唯一による語学番組「英会話教室」が始まった。放送は全国向けに行われ、占領下で急増する英語需要に応える試みとして注目を集めている。街では進駐軍との接触が日常となり、英語の基礎を学びたいという声が各方面から寄せられていた。
講師を務める平川は、発音や会話の実用性を重視した教授法で知られる人物である。初回放送では、あいさつや簡単な応答表現が平易な語り口で紹介され、専門知識を持たない一般聴取者でも理解しやすい構成となっていた。受信機の前で鉛筆を手に書き留める聴取者の姿も各地で見られたという。
同協会関係者は、「英語は一部の専門家のものではなく、生活に必要な教養となりつつある」と語り、今後も継続的な放送を予定していると明らかにした。放送後には、地方局にも問い合わせが相次ぎ、語学教育を公共放送が担う意義を評価する声が上がっている。
戦禍からの立て直しが進む中、電波を通じた学びの場が新たに設けられたことは、社会の再建に向けた一歩として受け止められている。
— RekisyNews 社会面 【1946年】
