【東京 1月13日】
東京・有楽町の日本劇場(日劇)で本日、日劇ダンシングチーム(NDT)が初公演を行い、華やかなレビューの幕が切って落とされた。統一された衣装と洗練された群舞を特徴とするこのダンスチームは、従来の舞台芸能とは一線を画す存在として、開演前から大きな注目を集めていた。
日劇ダンシングチームは、音楽・照明・舞踊を一体化させた演出を志向し、アメリカのレビュー文化を参照しつつ、日本独自の様式美を取り入れることを目的に結成された。初日の舞台では、リズミカルなステップと整然としたフォーメーションが観客の目を引き、客席からは盛んな拍手が送られた。
関係者によれば、この試みは都市大衆文化の象徴としての娯楽性を強く意識したもので、映画やラジオと並ぶ新たな娯楽の柱を築く狙いがあるという。出演者の多くは厳しい訓練を経て選抜されており、その完成度の高さは初公演ながら際立っていた。
レビューを中心とした日劇の舞台は、今後も定期的な公演が予定されており、日劇ダンシングチームは昭和初期のモダン文化を代表する存在として発展していくとみられる。今回の初公演は、日本の大衆演劇史における新たな転換点として記憶されることになりそうだ。
— RekisyNews 文化面 【1936年】
