旅の原点を見つめ直す 国鉄「一枚のキップから」開始

国鉄が「一枚のキップから」キャンペーン開始

【東京 1月6日】

日本国有鉄道は本日、利用者に鉄道の魅力を改めて伝える広報施策として、「一枚のキップから」キャンペーンを開始した。切符一枚を手に取る瞬間から旅が始まるという発想を前面に出し、日常の移動から非日常の旅まで、鉄道が果たす役割を訴求する。

キャンペーンは、駅構内の掲示や車内広告、各種印刷物を通じて展開される。企画担当者は、移動そのものが体験となる価値を強調し、目的地だけでなく道中の時間や出会いに目を向けてもらいたいと説明する。合理性や速達性に加え、情緒や記憶に残る移動の魅力を再発見してもらう狙いだ。

近年、輸送需要の多様化が進む中で、鉄道は通勤・通学の基盤であると同時に、観光や地域振興を支える存在でもある。国鉄内部では、利用者との接点を見直す取り組みが進められており、サービスの質と利用体験の向上が課題として共有されている。

年初に打ち出されたこのキャンペーンは、鉄道と人との関係を改めて結び直す試みといえる。一枚の切符が広げる物語が、利用促進とイメージ刷新につながるのか、反響が注目される。

— RekisyNews 社会・交通面 【1977年】

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