【東京 1月3日】
本日、NHK紅白歌合戦の第1回放送がラジオを通じて行われた。紅組・白組に分かれた歌手が競演する形式は、新年の幕開けにふさわしい娯楽として注目を集め、家庭や街角で多くの聴取者が耳を傾けた。
放送は歌謡曲を中心に構成され、親しみやすい進行と明快な対抗戦の趣向が特徴だ。NHKは、戦後の社会に明るさを届ける番組として企画したと説明しており、音楽を通じた国民的行事の芽生えとして受け止められている。出演者の歌声が電波に乗り、離れた場所の人々を同時に結びつけた点も評価された。
聴取者からは「新年らしい華やぎがある」「勝敗を意識して聴くのが楽しい」といった声が寄せられ、番組形式への関心が高まった。一方で、放送時間や編成については今後の工夫を望む意見もあり、定着に向けた改善が課題として挙げられている。
なお、この歌合戦は今後も継続が検討されており、2年後からは大晦日の放送へ移行する見通しだ。年越しの風物詩へ育つ可能性を秘めた新番組として、今後の展開が注目される。
— RekisyNews 文化面 【1951年】
