セガ、次世代家庭用ゲーム機「ドリームキャスト」を発売

【東京 11月27日】

本日、株式会社セガ・エンタープライゼスは、家庭用ゲーム機の最新機種「ドリームキャスト(Dreamcast)」を日本全国で発売した。64ビット時代を先取りする高性能な処理能力と、モデムを標準搭載した通信機能を特徴とし、インターネット接続による新たなゲーム体験の可能性が注目されている。

発売当日の本体価格は29,800円(税別)。大手量販店では早朝から行列ができ、熱心なゲームファンが寒空の下で発売の瞬間を待った。セガ側は、初回出荷台数として約15万台を用意したと発表している。

ローンチタイトルとして登場したゲームソフトは、以下の4本に絞られた:

  • 『ゴジラ・ジェネレーションズ』(東宝)
  • 『July(ジュライ)』(セガ)
  • 『ペンペントライアスロン』(セガ)
  • 『バーチャファイター3tb』(セガ)

特に『バーチャファイター3tb』は、アーケードで人気を博した対戦格闘ゲーム『バーチャファイター3』の移植作であり、発売初日から高い注目を集めている。

セガはこの新ハードで、ソニーの「プレイステーション」や任天堂の「NINTENDO64」に対抗し、据え置き型ゲーム機市場での再起を狙う。ドリームキャストの成否は、セガにとって今後の経営の命運を左右する重要な局面となるだろう。

— RekisyNews 経済面 【1998年】

アイキャッチ画像 Evan-Amos – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20590083による

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