【ロンドン 9月23日】
英国の発明家フレデリック・バーソロミュー・フォルシュ氏が、本日画期的な筆記具の特許を取得した。金属製の軸内にインクを貯蔵し、継続的に筆記が可能となる仕組みで、これまでの羽ペンやインク壺を必要とする道具とは一線を画す発明である。
この筆記具の構造は、軸内に貯めたインクがペン先へと流れる設計となっており、持ち運びの容易さと連続筆記の利便性を両立している。従来の筆記方法では、頻繁なインクの補充や携帯の煩雑さが問題とされてきたが、この新技術はその不便を大きく解消するものと期待される。
専門家の間では、この発明を“筆記の革命”とも評する声があり、教育機関や官公庁、商業の現場において広く使用される未来が想像されている。
なお、現段階ではインクの流量制御や漏れの課題もあるとされるが、改良が進めば、未来の筆記具の標準となる可能性もある。
この日が、やがて“万年筆”と呼ばれる筆記具の原点として歴史に刻まれることになるのかもしれない。
— RekisyNews 技術面 【1809年】
