「Windows 2000」本日発売。ビジネスOSの新時代幕開け

【秋葉原 2月18日】

米マイクロソフト社の最新オペレーティングシステム(OS)「Windows 2000」が本日、ついに発売の日を迎えた。午前0時の解禁に合わせて、東京・秋葉原などの大手家電量販店では深夜販売が行われ、小雨が降るあいにくの天候にもかかわらず、最新のシステムをいち早く手にしようとする熱心なユーザーやシステムエンジニアたちが長い列を作った。

今回発売された「Windows 2000」は、従来の個人向け「Windows 95/98」の流れとは異なり、高い安定性とセキュリティを誇る「Windows NT」の技術をベースに開発された。特筆すべきは、企業ネットワークの管理を劇的に効率化する「Active Directory」の導入や、最新のハードウェア規格であるUSBやプラグアンドプレイへの本格対応である。これにより、NT系の堅牢性と、98系の利便性を高次元で融合させた。

店頭では、サーバー向けの「Server」版と、プロフェッショナルな個人ユーザーやビジネスPC向けの「Professional」版の2種類が並んだ。深夜の秋葉原に駆けつけた30代のプログラマーは「NT 4.0の安定感でUSBが使えるようになるのを待ち望んでいた。これで深夜のシステムダウンに悩まされずに済むかもしれない」と期待を語った。

20世紀末に世界を騒がせた「西暦2000年問題」を無事に乗り越え、IT革命が加速する中、マイクロソフト社はこの新OSを「次世代コンピューティングの基盤」と位置づけている。安定性を最優先する法人市場において、この新OSがどこまで急速に浸透し、デファクトスタンダードとしての地位を固めることができるのか。インターネットの爆発的な普及を背景に、ビジネスのあり方を大きく変える一石となることは間違いなさそうだ。

— RekisyNews 経済面 【2000年】

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