電話回線で結ぶ電子掲示板誕生 情報交換に新潮流

【シカゴ 2月16日】

米国イリノイ州シカゴで、本日、電話回線を用いた電子掲示板システムが公開された。名称はCBBS(Computerized Bulletin Board System)。個人のマイクロコンピューターとモデムを接続し、利用者同士がメッセージを投稿・閲覧できる仕組みで、世界初の本格的な電子掲示板とされる。

開発に携わったのは、コンピューター愛好家のウォード・クリステンセンら。利用者は電話を通じて専用の番号に接続し、画面上で情報を書き込んだり、他者の投稿を読んだりすることができる。これまでの紙媒体による掲示板とは異なり、遠隔地からでも参加できる点が特徴である。

同システムは、先日の大雪により愛好家の集会が中止となったことをきっかけに構想されたという。開発者は「離れた場所にいても意見交換ができる場を作りたかった」と語る。

個人用コンピューターの普及が進む中、電話回線を通じて人々が直接つながる新しい交流の形が生まれた形だ。専門家の間では、今後この仕組みが趣味の集まりや技術情報の共有など、さまざまな用途へ広がる可能性が指摘されている。

電子通信の世界に、また一つ新たな扉が開かれた。

— RekisyNews 科学面 【1978年】

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