【ニューヨーク 2月12日】
本日、ニューヨーク在住の発明家 メアリー・フェルプス・ジェイコブ が、女性用下着の新しい形態に関する特許を取得した。従来、女性の上半身を支えるために用いられてきた硬いコルセットに代わり、布と紐を組み合わせた軽量な構造を特徴とするもので、着用時の動きやすさを大きく改善する工夫が盛り込まれている。
この新案は、社交の場で着用する薄手のドレスに、従来のコルセットの骨組みが浮き出てしまうことに不便を感じたことが着想のきっかけとされる。ジェイコブは、ハンカチとリボンを用いて簡易な下着を試作し、自然な体の線を保ちながらも圧迫感を減らすことに成功した。これが評判を呼び、改良を重ねた末に今回の特許取得へと至った。
この発明は、女性の身体を過度に拘束しない衣生活への転換点として注目されている。医師や服飾関係者の間からは、健康面での利点を評価する声が上がる一方、長年親しまれてきたコルセット文化との折り合いをどうつけるかについて議論も生じている。
とはいえ、都市部を中心に活動的な女性が増えつつある現状において、快適さと実用性を重視した下着への関心は高まりを見せている。今回の特許が、女性の装いのみならず生活様式そのものに変化をもたらす可能性も否定できない。
— RekisyNews 生活面 【1913年】
