【京都 2月1日】
本日、京都市内において 京都電気鉄道 が運営する電気鉄道が開業した。路線は塩小路東洞院通から伏見町下油掛までの約6.4キロメートルで、国内で初めて電力を動力とする鉄道として営業運転を開始した。
開業初日の沿線には多くの市民が集まり、電線から供給される電力で静かに走行する車両の姿に驚きと歓声が上がった。これまで主流であった馬車鉄道や人力車と異なり、煙や臭気を伴わず、一定の速度で走る様子は、まさに文明開化の象徴と受け止められている。
京都電気鉄道は、内国勧業博覧会の開催を背景に、市内外から訪れる人々の輸送を目的として計画されたものである。運行区間は市街地と伏見を結び、商業・観光の両面で利便性を大きく高めると期待されている。運賃も比較的安価に設定され、一般市民が日常的に利用できる交通機関として注目を集めている。
関係者は「電気の力を用いた鉄道は、将来の都市交通の主流となる可能性を秘めている」と語り、今後の路線延伸や他都市への波及にも意欲を示した。市民の間でも、新たな移動手段が都市の姿を大きく変えるとの声が広がっている。
— RekisyNews 社会面 【1895年】
