【東京 1月26日】玩具メーカーのセキグチは本日、新作ぬいぐるみ「モンチッチ人形」の販売を開始した。大きな瞳と親指を口にくわえた独特のしぐさを特徴とするこの人形は、これまでにない愛嬌ある造形で、子ども向け玩具市場に新風を吹き込んでいる。
同社によれば、モンチッチは「かわいらしさ」と「親しみやすさ」を前面に打ち出した商品で、柔らかな手触りと表情豊かな顔立ちが大きな魅力だという。発売初日から玩具店では関心を集め、来店客が足を止めて手に取る姿が目立った。
高度経済成長を経て、家庭の中で玩具の多様化が進む中、セキグチはこれまでの伝統的な人形像にとらわれないデザインを追求した。担当者は「子どもだけでなく、大人にも愛される存在を目指した」と語り、長く身近に置かれるキャラクターとして育てていきたい考えを示している。
業界関係者の間では、モンチッチ人形が今後のキャラクター商品展開の先駆けとなる可能性も指摘されており、関連商品の広がりや海外展開への期待も高まっている。
この小さなぬいぐるみの誕生は、玩具文化における新たなマスコット誕生の瞬間として記憶されることになりそうだ。
— RekisyNews 文化面 【1974年】
