【東京 1月20日】
郵政省は本日、郵便料金の改定を実施し、はがきおよび封書の料金を引き上げた。これにより、通常はがきは従来の20円から30円へ、封書(25グラムまで)は50円から60円へと改定された。なお、はがき料金については経過措置として3月31日まで30円とし、4月1日からは40円に再度引き上げられる予定となっている。
今回の値上げは、人件費や輸送費の上昇、郵便物取扱量の増加に伴う設備投資などを背景に実施されたものだ。郵政省関係者は「安定した郵便サービスを維持するためにやむを得ない措置」と説明しており、全国一律料金制度を今後も維持していく姿勢を強調した。
一方、年賀状や私信などで郵便を日常的に利用する国民への影響は小さくない。特に、はがき料金は短期間で段階的に引き上げられることから、利用者の間では負担増を懸念する声も出ている。街の郵便局では、料金改定を知らせる掲示が出され、窓口で新料金について質問する利用者の姿が見られた。
通信手段の多様化が進む中での郵便料金改定は、郵便事業のあり方を改めて問いかける出来事となった。郵政省は今後も効率化を進めつつ、公共サービスとしての郵便の役割を維持していくとしている。
— RekisyNews 生活・社会面 【1981年】
