【東京 1月17日】
本日、米国自動車大手ゼネラル・モータース(GM)の資本参加のもと、日本ゼネラル・モータースが設立された。急速に近代化が進む日本社会において、自動車は輸送・物流・軍需の各分野で重要性を高めており、海外資本による本格的な自動車事業の進出として注目を集めている。
同社は、完成車および部品の輸入・組立・販売を中心に事業を展開するとされ、アメリカで確立された大量生産方式や販売網のノウハウを日本市場に導入する狙いがある。関係者によれば、国内の道路整備や都市化の進展により、自動車需要は今後さらに拡大する見通しであり、同社はその成長を見越した布石と位置づけられている。
一方、日本国内では国産自動車の開発・製造を模索する動きも始まりつつあり、今回の設立は、国内メーカーにとって技術面・経営面の刺激となる可能性が指摘されている。輸入車の普及が進めば、品質競争や価格競争が生まれ、結果として日本の自動車産業全体の底上げにつながるとの期待もある。
専門家は「今回の設立は、単なる外資進出ではなく、日本の自動車産業が国際的な競争の舞台に足を踏み入れる象徴的出来事」と評している。自動車が近代国家の基盤産業となる中、日本ゼネラル・モータースの動向は、今後の産業構造や技術発展の方向性を占う試金石となりそうだ。
— RekisyNews 経済面 【1927年】
アイキャッチ画像 CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1273767
