インターネット技術標準化の要、IETFが発足

【米国 1月16日】

本日、急速に拡大しつつあるコンピュータネットワークの技術的課題を議論し、共通の規約を策定するための国際的な技術者集団 Internet Engineering Task Force(IETF) が正式に設立された。

IETFは、政府機関や企業、大学などに属する研究者・技術者が立場を超えて参加する公開性の高い組織として構想され、特定の企業や国家の利害に左右されない合意形成を重視する点が特徴である。今後は、ネットワーク間通信の手順やデータ形式など、相互接続性を確保するための技術仕様を文書化し、提案書(RFC)として広く公開していく方針だ。

関係者の間では、異なる計算機や通信網を結ぶためには、共通ルールの整備が不可欠との認識が強まっており、IETFの設立はその中核を担う動きとして注目されている。まだ黎明期にあるインターネット技術だが、こうした枠組みが整うことで、研究用途にとどまらず、将来的には社会全体へと広がる基盤が築かれる可能性がある。

— RekisyNews 科学面 【1986年】

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