常磐ハワイアンセンター開業 炭鉱の街から南国観光へ大転換

常磐ハワイアンセンターがオープン

【福島県いわき市 1月15日】

本日、福島県いわき市湯本に常磐ハワイアンセンターが正式に開業した。旧常磐炭鉱の跡地を活用した大型観光施設で、常夏のハワイを模した温水プールやステージ、南国風の演出を売りに、寒冷な東北の地に新たな観光拠点が誕生した。

同センターは、石炭産業の衰退に直面する地域経済の再生を目的として構想されたものである。炭鉱閉山による雇用喪失という厳しい現実の中、関係者は「炭鉱から観光へ」という大胆な発想転換を図り、年間を通じて利用できる温水レジャー施設を計画した。大量の地下湧出温泉を活用し、外気に左右されない常夏空間を実現している。

開業初日のきょうは、多くの来場者が訪れ、色鮮やかな衣装をまとったダンサーによるフラダンスや音楽演奏に歓声が上がった。来場者からは「東北にいながら南国気分を味わえるのは驚きだ」といった声も聞かれ、話題性は十分だ。

運営側は、家族連れや団体客の誘致を進めるとともに、地元雇用の創出にも力を入れる方針を示している。炭鉱労働者やその家族が、新たな産業の担い手として観光に携わる姿は、戦後日本の産業構造転換を象徴するものとも言える。

寒さと不況のイメージを払拭し、明るい未来を切り開く試みとして、常磐ハワイアンセンターの成否は、今後の地方再生モデルの行方を占う試金石となりそうだ。

— RekisyNews 社会面 【1966年】

アイキャッチ画像 Sakaori (talk) – 投稿者自身による著作物, CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=30585066による

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