【東京 1月15日】
三和銀行と東海銀行は本日付で合併し、新たにUFJ銀行が発足した。長年にわたり企業金融や地域経済を支えてきた大手銀行同士の統合は、金融界に大きな再編の波をもたらしている。
今回の合併は、1990年代後半から続く不良債権問題や金融自由化の進展を背景に進められてきた。国内銀行を取り巻く経営環境は厳しさを増しており、規模の拡大と経営基盤の強化が急務とされていた。三和銀行の全国的な法人取引網と、東海銀行が中部圏を中心に築いてきた強固な地域基盤を統合することで、国際競争にも耐えうる総合金融グループの形成を目指す。
新銀行は発足と同時に、個人・法人双方への金融サービスの充実を掲げ、海外展開や投資銀行業務の強化にも意欲を示している。一方で、店舗網の整理や人員配置の見直しといった課題も避けられず、合併効果をいかに早期に引き出せるかが注目される。
今回の統合により、日本の銀行業界では「メガバンク化」の動きが一層鮮明となった。本日の合併は、戦後日本の金融史における重要な転換点として記録されるだろう。
— RekisyNews 経済面 【2002年】
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