【東京 1月15日】
郵政当局は本日、お年玉付き年賀はがきのお年玉くじ抽選を実施した。1951年より開始されたこの制度により、毎年1月15日が抽選日として定められ、以後2000年まで半世紀にわたり国民の新年行事として親しまれることとなる。
お年玉付き年賀はがきは、年始の挨拶という日本古来の習慣に、くじという娯楽性を加えた新しい試みである。戦後の混乱期を経て、人々の生活が徐々に安定へ向かう中、「年賀状を書く楽しみ」と「当たるかもしれない期待感」を同時に提供する制度として注目を集めた。
抽選では、はがきに印刷された番号をもとに等級ごとの当選番号が発表され、家電製品や日用品、後年には現金や旅行券など、時代に応じた賞品が用意されてきた。とりわけ高度経済成長期には、当選番号の発表を新聞やラジオで確認する光景が全国各地で見られ、正月明けの風物詩として定着した。
郵政関係者は、年賀郵便の利用促進と郵便事業の安定運営を狙った制度であるとしつつ、「国民生活に楽しみを添える行事として育ってほしい」と述べている。実際、この制度により年賀状の枚数は年々増加し、郵便文化の発展にも寄与している。
本日の抽選を皮切りに、1月15日は新年の余韻を締めくくる日として、今後も多くの家庭で話題にのぼることになりそうだ。
— RekisyNews 社会面 【1951年】
