三菱電機設立 三菱造船電機製作所が独立

三菱石炭鉱業高島鉱業所の端島鉱(軍艦島)が閉山

【東京 1月15日】

三菱造船株式会社の電機製作所が本日、同社から分離・独立し、新会社三菱電機株式会社として発足した。これにより、電機事業は造船部門から切り離され、専門会社として本格的な事業展開を図る体制が整えられた。

三菱造船の電機製作所は、これまで艦船用電動機や発電装置、産業用電気機器の製造を担い、国内の重電分野において重要な役割を果たしてきた。近年、電力需要の増大や工業化の進展に伴い、電機事業の拡大と専門化が急務となっており、今回の独立はそうした時代的要請に応えたものとみられる。

新設された三菱電機は、発電機・電動機などの重電機器に加え、通信機器や家庭用電気製品など幅広い分野への進出を視野に入れている。関係者は、「電機技術の進歩が国家産業の基盤を左右する時代が到来している」として、技術開発力の強化と国産化の推進に意欲を示している。

今回の設立により、三菱グループ内の事業分化は一段と進み、日本の電機産業全体の発展にも大きな影響を及ぼすとみられる。重工業中心から電機・電力分野へと産業構造が広がりつつある現状を象徴する出来事として、今後の動向が注目される。

— RekisyNews 経済面 【1921年】

アイキャッチ画像 Koji 12 – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=97262075による

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次