【デトロイト 1月14日】
米国自動車業界で歴史的な再編が行われた。中堅メーカーとして知られるナッシュ・ケルビネーター社とハドソン・モーター・カー社が本日付で合併し、新会社 アメリカン・モーターズ(AMC) が正式に設立された。
両社は長年、ゼネラル・モーターズ、フォード、クライスラーという「ビッグスリー」に対抗する立場にあったが、販売競争や開発費の増大に直面し、単独での生き残りは困難との判断から統合に踏み切った。新会社は両社の技術力や販売網を結集し、規模の拡大と経営の効率化を図るとしている。
経営陣は声明で、「合併は防衛的な選択ではなく、革新と成長を目指す積極的な決断である」と強調。小型車や独自性のある車種開発に注力し、巨大メーカーとは異なる道を切り開く方針を示した。
今回の合併により、米自動車産業は新たな競争局面に入った。AMCがビッグスリー一強体制にどこまで風穴を開けられるか、業界内外の注目が集まっている。
— RekisyNews 経済面 【1954年】
